2004年4月9日にイギリスで公開された「 ゾンビ映画 」の傑作なのだが、日本未公開の作品だ。
1978年9月2日にイタリアで公開され、1973年3月10日に日本公開されたゾンビ映画の金字塔「 ゾンビ 」( Dawn of the Dead )と、1985年7月3日にアメリカで公開され、1986年4月12日に日本公開されたゾンビ映画の秀作「 死霊のえじき 」( Day of the Dead )が作り上げた「 ゾンビの基本的特性 」を、しっかり踏襲した正当なゾンビ映画だが、個性溢れるキャラクター( ショーンとバドとデービッド )が、常にイライラさせたり笑わせたり、面白いパロディ場面を多く描きつつ、ラブ・ストーリーも絡めつつ、終始とても緩いんだけど、しっかり緊迫した絶体絶命の恐怖体験が続く「 ゾンビ映画 」の傑作だ。
自分の両親、兄弟、恋人がゾンビに変化した時、取り乱して撃てなくて、噛まれて喰われる「 この軟弱者! 」が多い中で、母親が死んだ時、決して銃口を向けさせなかったショーンだが、母親がゾンビに変化した時、彼は泣きながら躊躇なく引き金を引いた。辛さに耐えて、良く頑張った!